|
CAPCOMvsSNKミリオネアファイト~ナコルルの章~
ここが何処なのかはわからない。ただ、闇の中で雲に隠れた月から漏れた
光がその場にある二つの人影をさす。
一つは地にへばりつくいたまま微動たりとも動かない息がないのだろう。
その肉の塊の方にもう一つの人影が歩む。
そして、それの前に落ちている一枚の紙を拾い上げる
おそらく、その肉の塊が落としたのだろう。
「ミリオネアファイト?か。ショーの余興としては丁度いいフフフ」
その影は、服を払った後、闇の中へと消えた
カムイコタンには春が訪れが現れてきた。川の水は溶け始め、残雪も少しとなった。
と、同時に動物たちも外に出るようになり、風も少し暖かい。
長い冬が終わりを告げようとしているのは、誰にでもわかった。
「気持ちのいい朝?」
ナコルルが外に出てう~んと背伸びをする。」そして、軽く深呼吸をした。
「眩しい」
朝の光が、赤いリボンと赤い民族着を照らす。そのはまるで雪のように輝いていた。
「ふぇ~。もうあさぁ~」
家の中から少し幼さが感じられる声が聞こえる。リムルルだ。
「ふわぁ~。あ。姉様おはよう。」
「おはようリムルル。早く顔洗ってきなさい。朝ご飯にしましょ。」
「うん。コンル、おいで!」
うなずくとリムルルは相棒の氷の精コンルを呼び、川の方へ走っていった。
「ねぇ、姉様。ミカトはどこにいったの?」
勢いよくご飯を食べながら、リムルルは言った。
「ミカトはお使いで5日ほど村を留守にするって、昨日も言ったでしょ。」
「そうだっけ?」
リムルルは答えながらも、ハグハグと音を立てながら食べ続けた。
「フゥ~。お腹いっぱい、ご馳走様。」
「ご馳走様。」
ナコルルは食べ終えると、靴を履いて外に出た。
「ちょっと森の方へ行って来るね。おいでママハハ。」
そう言うと、ナコルルは右手の甲にママハハを乗せて歩いていった。
森に入ると、ナコルルはいつも通り目を閉じて静止した。
日課であり、ある意味、彼女の心が癒される時でもあった。しかし?
「え?!?」
ナコルルは驚いた様子で目を開ける。
「遠い未来で、何者かが我々を脅かそうとしてます。あなたの力が必要です。」
と大自然は語る。
「少し、時間を下さい。」
少しの沈黙の後、ナコルルはそう言うと村の方へ走っていった。
「あ!姉様おかえりっ!?どうしたの?」
姉の深刻な顔を見て、リムルルが訪ねる。
「実はね。また、旅に出なぇればいけなくなったの。
「え!?」
「というわけだから、お留守番お願いね。」
「姉様!私も連れてって!!私も姉様の役に立ちたいのっ!!お願いっ!!」
「駄目よ!リムルル!!リムルルは私のいない間、村を守って欲しいの
それに、ミカトの事もあるしね。私なら大丈夫。ママハハや大自然が一緒だもの。」
と笑顔で答えるナコルル。しかし、その笑顔は無理に作られたものだとは誰にでもわかった。
「わかった。でも、姉様!必ず帰ってきてね!!約束だからね!!!」
「うん?約束ね」
微笑みながら、半泣きのリムルルにナコルルは言う。そして
「いっくよ!ママハハ。」
ナコルルは、また森の中へ走っていった。
今日二度目の森。しかし次に見るのはいつかわからない。
「私ならいつでも戦う準備はできてます。」
大自然に伝えるナコルル。その目は真っ直ぐで凛としていた。
「でも、どうやって?」
そいいうと、周りが光に包まれる。
「?ここは!?」
|